2023.5.22

私が10年恋をしていたアイドルが、アイドルとして最後のステージを終えた。

 

あの日から半年間、一度も弱い部分を見せなかった彼が初めて涙を見せた。泣いていたくせに、「泣くかと思った、危なかったね~」なんて言って、笑っていて。最後まで強かったんだよなあ。ありがたかった。嬉しかったよ。泣いてくれて、感情を包み隠さず見せてくれて。

 

あの日から半年間、King&Princeを離れる3人が脱退に関してほぼ言及してくれなかったからこその物凄い喪失感。嘘だと思ってた。長すぎる悪夢だと思ってた。急に、実感が湧いてしまって、辛くて苦しくて堪らなくなった。現実と向き合わなければいけないことが辛くて辛くて仕方がない。残酷だよ、残酷すぎるよ。

 

紫耀くんは強がりで、臆病な人だと思ってる。自分が話せば誰かを傷つけてしまうから何も話さないのも、変わらないんだね。ずっと。

 

あんなにも5人でいることに拘っていたのに、5人でいることを諦めさせる何かがあったこと。あまりにも短期間のうちに事が進んでしまったこと。悔しい。今日もそんなことを考えてしまって涙が止まらなかった。でも、紫耀くんが守りたいものってメンバーと家族とファンで。守りたいもの守れたのかな、守れたんだな、守れたならいいよ、それでいいよ、なんてことを思ったりもしています。"今でも長い夢を見ているんじゃないかと思う時がある"と話していた紫耀くんだから、もしも、まだ、夢の続きを見たいと思ったら、その時は、いつでも私たちがここにいることを思い出してほしいかな。愛されてること、貴方を好きでいる人が世界には沢山いることを知っていてほしい。もしかしたら、それが貴方にとって重たく感じて辛くなってしまう時もあるかもしれない。そんな時は一旦忘れてもいい、忘れてもいいから、いつかのタイミングで、都合良く思い出してくれたら、それでいいよ。

 

これは私の想いだから、押しつけでもなんでもない、ただ残しておきたいことなんだけど、私は、私はね、東京に来て人が変わってしまったかのように自然に笑えなくなって、ひとりみんなと少し離れて先を歩いて、最後までみんなの盾になって守り抜く平野紫耀よりも、関西でお兄ちゃんたちに甘やかされながら後輩たちにもベタベタされて満更でもない、屈託の無い笑顔を浮かべるしょうくんが大好きだったよ。戻ってきてくれると思ってたよ。戻ってきてほしかったよ。なにきんは私の夢で、希望だったんだよ。

 

けど、けどね、この世界で必死にもがいて、掴みたい目標に手を伸ばして手が届くように努力して。関西を離れてからなにもかも一人でやって退けようとしていた紫耀くんを、キンプリは最後まで1人にしなかった。紫耀、廉、海人、岸くん、ジン、玄樹、King&Princeを選んでくれてありがとう。

 

紫耀くん、アイドル楽しかった?

アイドル向いてないとか言いながらも私の前ではスーパーアイドルだったよ、貴方は。

 

アイドルの世界に飛び込んできてくれたこと、11年も続けてくれたこと、一言じゃ伝えきれないくらい感謝しています。ありがとうね。頑張ってくれてありがとうね。

 

貴方がアイドル人生を終える今日、アイドルやれて良かったな、ジャニーズに入って良かったな、そんなことを思える日であればいいなあと思います。

 

紫耀くんがこれから歩いていく道を、当然、今の私は知る由もないけれど、楽しいことをして、笑って、健康でいて、たまには弱い部分を誰かに見せて、とにかく幸せでいてくれたら、それが私の幸せです。もう、無理はしすぎないでね。

 

5人の関係性が花火のように散ることはないから。岸くん、神宮寺、頑張れ。頑張りすぎずに頑張れ。辛い時は逃げたっていいんだからね。廉、海人、たくさん楽しいことを見つけて笑っていようね。無理はしすぎず、ティアラと一緒に花道だけを歩くんだよ。

 

5人とも、"ズッ友"で。これからの人生も、少し離れたそれぞれの場所で、どうか、どうか幸せに、笑いあって、傍にいてください。5人のKing&Princeへ、私からの最後の願いです。

 

ありがとう。本当にありがとう。

この先の5人の未来がキラキラ輝いていますように。

5人の未来に幸あれ。

 

愛しているよ。